振り込め詐欺・特殊詐欺とは

「オレオレ詐欺」に代表される振り込め詐欺(特殊詐欺)は、電話やSMSを使って親族や公的機関の職員を装い、現金や電子マネーをだまし取る犯罪です。被害者の多くは高齢者ですが、近年は中高年から若い世代にも被害が広がっています。手口は毎年進化しており、油断は禁物です。

主な特殊詐欺の種類

種類 手口の概要
オレオレ詐欺 「オレだよ、オレ!会社のお金を使い込んでしまった」などと息子・孫を装い、示談金や解決金名目で送金させる
架空請求詐欺 「未払いの料金があります。本日中に支払わないと法的手続きを取ります」という偽の請求書を郵便・SMSで送る
還付金詐欺 市区町村や健康保険の職員を装い「医療費の還付金があります」とATMへ誘導し、逆に振り込ませる
キャッシュカード詐欺 警察官や銀行員を装い「あなたの口座が犯罪に使われている」と言ってキャッシュカードを騙し取る
電子マネー詐欺 コンビニでプリペイドカードを購入させ、番号を読み上げさせる形で金銭を搾取する

詐欺師が使う心理的テクニック

  • 緊急性の演出:「今日中に」「今すぐ」と急かして冷静に考える時間を奪う。
  • 権威の利用:警察官・検察官・銀行員など公的機関を装って信頼感を演出する。
  • 秘密保持の要求:「家族には絶対に話さないでください」と口止めして、第三者の介入を防ぐ。
  • 感情の揺さぶり:「子どもが困っている」と親心・祖父母心に訴える。

高齢の家族を守るための5つの対策

  1. 合言葉を決めておく:家族間で「本当に本人か確認する合言葉」を事前に決めておくと、なりすましを見破りやすくなります。
  2. 固定電話に自動通話録音機を設置する:「この通話は録音されます」というアナウンスだけで詐欺師が電話を切るケースが多い。自治体が無料貸し出しをしている場合もあります。
  3. ATM操作の前に必ず確認する習慣をつける:「ATMで還付金を受け取る」というのは100%詐欺です。ATMから送金させる公的機関は存在しません。
  4. 知らない番号からの電話は出ない:留守番電話に設定しておき、重要な用件なら折り返し確認する。
  5. 日頃から家族間でコミュニケーションを取る:定期的に連絡を取り合い、「変な電話がきたらすぐ相談」という関係を築く。

騙されてしまったらすぐにすること

振り込んでしまった、カードを渡してしまった場合でも、すぐに行動すれば被害を最小化できる可能性があります。

  • 振込先の銀行に電話して「振込停止(振込詐欺救済法)」の手続きを取る。
  • 警察(110番)または最寄りの警察署に被害届を出す。
  • 消費生活センター(188)に相談する。

時間が経つほど回収は困難になります。「もしかして詐欺かも」と思ったら、恥ずかしがらず迷わず相談してください。